森林メディカルトレーナーズ Voice

「豊かな自然と人材・癒しの森のまちづくり」

 

豊かな自然と人材

なぜ「癒しの森」事業を信濃町で行っているのでしょうか。このことについて森林メディカルトレーナーの高力さんは次のように語ります。
「信濃町の自然は昔から多くの文化人に愛されてきました。幸いにもバブル期に大きな開発も行われず、美しい自然が残っています。そうした自然を活用したまちづくりができないかと考えたのが最初ですね。それと森林に詳しい方たちや自然体験などのインストラクターが多くいらっしゃって人材が揃っていたということでしょうか。」『癒しの森』では、森林浴やアロマセラピーなどの効果について学習、理解を深めた方を『森林メディカルトレーナー』として認定し、町外から訪れた方々を案内しています。また、『癒しの森』を理解した宿泊施設を『癒しの森の宿』と認定しています。

森林浴が処方箋

農村体験(グリーンツーリズム)が全国的に注目されています。田舎暮らし、自然体験などと『癒しの森』事業はどこが異なるのでしょうか。「一番大きな違いは『医師のいる森で』ということになると思います。森林メディカルトレーナーは本間先生をはじめとする医師と随時連携しながら、お客さまをご案内していきます。」みなさんは、処方箋と聞くと真っ先に「薬」を思い出すことでしょう。いずれ森林療法に保険が効くようになれば、お医者さんに「あなたの処方は、朝、森林浴をすることですね」なんて言われることになるかもしれませんね。」

日本のトップを走りたい

地域自治体が一体となって森林浴効果の取り組みをしているのは信濃町が全国で初めてです。「信濃町には地元に根ざした病院があります。医療機関と連携していくことでこの分野で日本のトップを走りたいですね。『癒しの森』をきっかけにしたまちづくりで、目指すは全国有名町村ベスト10に入ることです (笑)」
 

ボイス:高力一浩 森林メディカルトレーナー・長野県自然観察インストラクター・薬草指導員・環境保全推進員であり、日赤救急員の資格を有する。障害を持った子ども達に森や川の案内をするニコル・アファンの森財団「心の森プロジェクト」の森の講師経験もある。自身も『癒しの森の宿』オーナーでもあり、癒しの森事業推進委員会の審議委員でもある。
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